パナマ・インタビュー

作詞・作曲:佐野真於子

長い鉛筆削って 春のような夏のような秋を通り過ぎた

お皿に受けた電球 縁のあたりがぼやけて虹色ににじむのを見ていた

 

きっときっとそうさ ずっと待ってた夢はもう

きっと体の中に 輝く金属の色を湛えている

 

晴れた昼まで眠って 重たい本をめくった影が通り過ぎた

広い窓辺を巡って 海まで向かう2つの流れが合わさるところを見ていた

 

きっときっとそうさ ずっと待ってた夢はもう

きっと体の中に 熱を帯びた枠から手足を伸ばしている

 

白い厚手のカップの丸い形はどこまでもずっと続いていた

大きな枝を眺めて 隣にも木を植えて水をやる

午後の陽も長く伸びていた

 

きっときっとそうさ ずっと待ってた夢はもう

きっと体の中に 輝く金属の色を湛えている